1984年創刊の『アシェット・ワイン・ガイド』は,毎年1回刊行されるフランスで最も権威のあるワイン・ガイド。2011年8月末に刊行された2012年版で27年目を迎えました。
『アシェット』の特徴は,ドメーヌを格付けするのではなく,純粋にワイン自体を格付けすることにあります。フランスのすべてのAOCとヴァン・ド・ペイのカテゴリーから,毎年4万本前後のワインが集められ,約900名のワイン専門家がすべてのワインをブラインドでティスティングを行い,そこで選ばれた約1万本のワインがガイドに掲載され,<星なし>から<3つ星>までの4段階で評価されるのです。
さらに,審査員に格別に感銘を与えたワインに対しては,<Coup de Coeur/ク・ド・クール=最も心に残るワイン>が授与されます。<ク・ド・クール>を獲得したワインは,ハートのマークとともに,ガイドにラベルが掲載されます。いかなる広告も掲載しないこのワイン・ガイドは,ワインの評価に対しても外部から一切の影響を受けない自主独立の立場を貫き続けており,フランス・ワイン愛好家のあいだでは,《ワイン・ガイドのバイブル》と認定されています。
2012年版で<ク・ド・クール>に輝いたワインは,約4万本のうち450本のみ。たとえば,ボルドーのポイヤックではラフィットやラトゥール,ランシュ・バージュ,ピション・ラランドなど輝かしい27のシャトーが掲載され,そのなかで<ク・ド・クール>に輝いたのは,ラフィット(2008VT)とムートン・ロートシルト(2008VT)だけ。いかに,<ク・ド・クール>に選ばれることが困難かお分かりいただけるでしょう。フランスでは,毎年8月末の発売と同時に,<ク・ド・クール>を獲得したかどうかで,地元の新聞を騒がせるほど注目されている賞です。
弊社取扱のワインのなかから,『ミシュラン・ワイン・ガイド/2012年版』に掲載された《ク・ド・クール》のワインをご案内いたします。
ステンレス・タンクで発酵。引き続きシュール・リーの状態で,定期的にバトナージュを行いながら熟成。サーモン・ピンクの輝くようなローブと,バラの反射。上品でありながら力強い香りには,イチゴや木イチゴのノートが感じられる。素晴らしい新鮮さによって引き立てられた小さなレッド・フルーツを思わせる風味があり,まろやかで粘性のある味わい。フィニッシュにはサクランボのノートが感じられる。
サーヴィスは9度前後で。アペリティフ,シャルキュトリーやキッシュ,サラダ,あるいはクスクスなどのアラブ料理,グリエした魚料理とともに。
*品種:ガメィ90%,ピノ・ノワール10%





0 件のコメント:
コメントを投稿