今月発売になったばかりの,『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス/2011年版』で,プロヴァンスのドメーヌ・タンピエが最高峰の3つ星に昇格しました!
《ワイン・ガイドのミシュラン》と呼ばれ,フランスNo. 1の名門ガイドとして知られる『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』16年の歴史において,プロヴァンスで初めての3つ星ドメーヌが誕生しました。
以下,『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス/2011年版』に掲載のコメント:
ドメーヌ・タンピエは今日,プロヴァンスのすべての造り手の指標とされるドメーヌになった。我々は,その功績に十分値する3つ星を献上することにした。
1990年代,ドメーヌに欠けていたプロヴァンス地方とバンドール地区の最高峰の格付けに登りつめるために,2000ヴィンテージ以降,ペイノー家によってあらゆることが実行に移されたことを伝えておかなければならない。この獲得への挑戦は,現在のドメーヌの支配人,ダニエル・ラヴィエの統率力とプロフェッショナリズムによって2000ヴィンテージから開始された。ラヴィエは醸造所や最新式の醸造設備への大規模な投資計画を推進するとともに,熟成庫の完全な改築も行った。もちろん,ウルトラ・ヴィエイユ・ヴィーニュのカリニャン,サンソー,ムールヴェードルで構成される並外れたブドウ畑にも特別入念なケアが施された。有名なミグア,トゥルティーヌ,カバッソウの3種類のキュヴェは,アロマの構成においても明確な味わいの構成においても完成の域に達しており,ムールヴェードルの凝縮度と力強さを常に持ちながらも,特に2007年のような暑いヴィンテージには,並外れたフレッシュなバランスもしっかりと残している。そのことを赤のスタンダード・キュヴェやロゼ,白においても確認できることはまったくもって嬉しいことだ。
ドメーヌのすべてのワインの品質が最高のレベルに達しており,他のすべてのバンドールのワインをはるか下方に見下ろしている。白の2009年物は精緻な果実味があってエレガント。これに対し,ロゼは2007年以降,より凝縮した素材が明確となり,ワインはボディとマティエール(素材)を獲得している。2008年物の赤は見事に成熟し,豊満でチャーミングで香り豊かな果物を思わせる。著名な3つのキュヴェの2008年物では,ミグアはエレガンスの模範と呼べるほど,すぐにその魅力が分かる。しかし,味わいは気品良く花開く。超一級品のムールヴェードルによって供給されたトゥルティーヌは力強く,タニックで魅惑的。若さゆえの堅牢さはあるが,反論の余地がないほど同化した樽香とともに,なんという余韻の長さ。カバッソウに関しては,この分野の規範となるワインである。2007ヴィンテージがどっしりとした力強さを持つのに対し,2008年物はより甘美なスタイルで,フィネスとエレガンスのあいだでバランスがとれ,余韻が素晴らしく長い。2つ並べて年月とともにどう変化するかを注視してみたい。(貿易部 TK訳)


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